カメラセレクター(選択ツール)

Alvium GM2

高速・長距離データ伝送のためのAlvium MIPI CSI-2規格ベースのカメラ

 

Alvium GM2カメラ:撮影速度と範囲の柔軟性が利点

GMSL2™規格インターフェースを搭載したAlvium MIPI CSI-2規格ベースのカメラ

Alvium GM2カメラは、GMSL2™(Gigabit Multimedia Serial Link)規格インターフェースを搭載しており、標準的なMIPI CSI-2規格カメラの制約を克服し、さらに高性能に設計されています。 アライドビジョンは、30種類以上もの高品質なCMOSグローバルシャッターセンサーおよびローリングシャッターセンサーを用意しており、業界最多水準の様々なGMSL2™カメラを提供しています。クローズドハウジング型のMIPI CSI-2規格ベースのカメラには、内蔵シリアライザー、カメラ側に2点のGPIO(汎用入出力)ポートを搭載しており、2点の高耐久性インターフェースコネクターから選択可能です。

 

メリット一覧

Alvium GM2カメラには2点のGPIO(汎用入出力)ポートを搭載しており、同軸ケーブルまたはSTPケーブル、あるいは別個のI/Oコネクターのいずれかを介して使用できます。 システム設定の柔軟性が向上します。

 

  • 完全な電磁適合性(EMC)準拠。
  • 高耐久性同軸ベースのFAKRA規格コネクター、またはSTP(シールド処理されたツイストペア)ケーブル用のHSDコネクター。
  • 耐衝撃・耐振動性。
  • 組込みシステムでの高速かつ低負荷のイメージ画像伝送。
  • マルチカメラ対応。
  • GMSL2™規格用デシリアライザボードをご用意
  • 長さの異なる細径STPケーブルおよび同軸ケーブルが使用可能。

機能一覧

  • 解像度:最大24.6メガピクセル
  • センサー:ソニー社製のCMOSグローバルシャッターセンサーおよびローリングシャッターセンサー
  • フレームレート:毎秒最大499フレーム
  • ハウジングのオプション:クローズドハウジング
  • レンズマウントのオプション:Cマウント、CSマウント、Sマウント
  • イメージ画像の色:モノクロおよびカラー
  • 波長帯:UV(紫外)からSWIR(短波赤外)までをカバー

静止ケーブルを使用する用途の場合、Alvium GM2カメラを、FAKRA規格コネクターを搭載した同軸ケーブルモデルとして利用できます。FAKRA同軸ケーブルは、最長15mまで対応します。

可動ケーブルを使用する用途の場合、HSDコネクターとSTP(シールド処理されたツイストペア)ケーブルを搭載した、Alvium GM2 STPカメラが適しています。細径STPケーブルは曲げ半径が小さく、柔軟性があり、FP3カメラには最長10mまで対応します。

個々のアプリケーションに応じた最適なアクセサリー

Alvium GM2カメラシリーズには、複数のアクセサリーを装着できます。対応レンズ、インターフェース、I/O接続、三脚アダプターについては、以下のボタンをクリックしてご確認下さい。

 

高性能なソフトウェアでスムーズな接続

アライドビジョンでは、Alvium 1800 Cカメラをお客様のビジョンシステムで操作いただけるよう、以下のアクセスモードをご用意しています。

 

  • CSI-2用のGenICam規格機能によるアクセス
    Alvium CSI-2規格ドライバーとCSI-2規格トランスポート層 (TL) を直接使用して、GenICam規格の機能によってカメラを制御する方法です。

CSI-2規格ドライバーはGitHub上にてオープンソースで利用可能であり、様々なボードやシステム・オン・チップ (SoC) に対応します。

GitHubからソースをダウンロード

CSI-2用のGenICam規格機能によるアクセスについては、現在、NVIDIA Jetson AGX XavierおよびXavier NXで検証済みです(NanoおよびTX2 NXはベータ版が利用可能です)。
CSI-2 TLを備えたVimba SDKをダウンロードしていただけます。

Vimbaのダウンロード

Alvium 1800 Cカメラモデルはすべて、CSI-2用のGenICam規格機能によるアクセスで制御可能です。Alvium 1800 C-500、Alvium 1800 C-507、Alvium 1800 C-511、Alvium 1800 C-1236、Alvium 1800 C-2050を皮切りに、CSI-2用のGenICam規格機能による使用について、今後も公式にテスト・検証するモデルを増加していく予定です。

 

  • ダイレクト・レジスタ・アクセス(DRA):
    レジスタでカメラを制御する、上級者向けの方法です。

Alvium制御レジスタについての詳細

 

  • Video4Linux2によるアクセス:
    以下を介して、カメラを制御できる方法です。
    • V4L2 API
    • アライドビジョン製V4L2 Viewer
    • GstreamerやOpenCVのようなフレームワーク

CSI-2規格ドライバーはGitHub上にてオープンソースで利用可能であり、様々なボードやシステム・オン・チップ (SoC) に対応します。

GitHubからソースをダウンロード